高齢者施設での面会ができるようになり以前と同じように入室が可能だったり、施設ごとの細かい規則もありますが家族が会える機会は増えてきたのはとても嬉しいことです。
会える嬉しさは色々な効果が見えてくる
二人部屋から個室に越してからの父
母が亡くなり、父は二人部屋から個室に移り数か月が過ぎました。あまりに寂しさになかなか受け入れられない時期もありました。そこでカレンダー式の手帳を渡して、気になったこと、忘れてはいけない事を書いてみたら?と話していました。
父と一緒にその手帳を見たのですが、日にちは関係なくそこには母へのありがとうの言葉と、命日、私達娘夫婦、孫へのこれからもよろしくと何度も書いてありました。
今までにはなかった、毎日ペンをとり短い日記のように書き始めています。楽しそうです。
独りになって、頭がさえてきたように見える父。
ずっと優しく母に寄り添ってきた父、母が優しく寄り添ってきたからそうだったのでしょうね。
母を見送り、ゆっくりとした日々を送る父ですが、面会のたびに物凄く嬉しそうに迎えてくれて私のほうが嬉しくて幸せな気分になります。できるだけ毎週数時間かかりますが、父を訪問し何気ない話を数時間します。最近父の発言が以前よりしっかりしているような気がします。
今までは母と一緒だから、二人で何度も昔の話を繰り返して楽しんでるなと思い、特別に父とじっくり世間話をする事なんかありませんでした。
じっくり世間話をする事、大切なことかもしれません。大事な脳トレかもしれません。
面会を楽しみにしている父と私
先日面会を楽しみに、出かけて行ったのですが、また感染症が流行りだしてきて部屋への入室ができなくなりました。面会時間も15分前後で少し残念な気持ちになりました。健康を守るためなのでしょうがないことです。
父とじっくり話す事が、楽しく嬉しく感じています。父も同じだと思っています。
家族の何気ない会話が、お互いを気持ちよくできるのは大切だと思います。介護は、苦しいことや納得できない事がたくさんあると思います。両親が高齢者施設に入る前に同居している時は、なかなか何気ない会話ができない事が多かったように思います。
まとめ
家族は一緒に住む事は、大切なことです。年齢や、生活の違いで変わっていく事はあります。
両親が高齢者施設に移ってから、お互いを思う気持ちは強くなったように思います。
また父が独りで施設で暮らすようになってから益々,優しい気持ちが強くなってきたように感じます。
そのことが、父が元気を取り戻し、笑顔が増えてきたようです。
面会は、貴重な時間だと思います。時間が許す限りたとえ短くでも「今日も会えてうれしかった」と
お互いに思える事は本当に良いことです。実感しています。